この記事でわかること
- ✅ 第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手全37組のリストと出場回数
- ✅ 紅組8組、白組2組の初出場歌手10組の詳細な背景
- ✅ 堺正章、氷川きよし両氏の特別企画の深い意味と注目点
- ✅ NHKが公表する紅白出場歌手の選考基準(3つの柱)の具体的な内容
- ✅ 今年のテーマ「つなぐ、つながる、大みそか。」に込められたメッセージ
1. 第76回NHK紅白歌合戦 開催概要とテーマ
2025年12月31日に開催される第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。
今年のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」です。
これはNHK放送開始100年という節目を意識し、過去と未来、そして世代や国境をつなぐという強いメッセージが込められています。
出場歌手は紅組20組、白組17組の合計37組です。
これに特別企画の歌手を加え、大みそかの夜を彩ります。
第76回紅白歌合戦の基本情報
- ✅ 放送日: 2025年12月31日(火)
- ✅ 放送時間: 午後7時20分から午後11時45分(予定)
- ✅ 会場: NHKホール
- ✅ テーマ: つなぐ、つながる、大みそか。
2. 出場歌手全37組のリストと注目点
今年の出場歌手は、幅広い世代から支持されるベテランと、SNSを中心にブレイクした若手アーティストがバランス良く選出されています。
特に、紅組の初出場8組は、近年の紅白で最も多い数字の一つです。
2.1. 紅組出場歌手一覧(20組)
紅組は20組のアーティストが出場します。
初出場の8組が、フレッシュな風を吹き込むことが期待されています。
| 歌手名 | 出場回数 | 備考 |
|---|---|---|
| アイナ・ジ・エンド | 初 | 元BiSH、ソロとして初 |
| あいみょん | 7 | |
| ILLIT | 2 | |
| 幾田りら | 初 | YOASOBIのikura、ソロとして初 |
| 石川さゆり | 48 | |
| 岩崎宏美 | 15 | |
| aespa | 初 | 韓国の4人組多国籍ガールズグループ |
| CANDY TUNE | 初 | KAWAII LAB.所属のアイドル |
| 坂本冬美 | 37 | |
| 髙橋真梨子 | 7 | |
| 天童よしみ | 30 | |
| ちゃんみな | 初 | |
| 乃木坂46 | 11 | |
| HANA | 初 | |
| Perfume | 17 | 活動休止前の最後の紅白 |
| ハンバート ハンバート | 初 | 連続テレビ小説主題歌 |
| FRUITS ZIPPER | 初 | TikTokで人気爆発 |
| MISIA | 10 | |
| 水森かおり | 23 | |
| LiSA | 4 |
2.2. 白組出場歌手一覧(17組)
白組は17組のアーティストが出場します。
久しぶりの出場となる大物アーティストの復帰が大きな話題となっています。
| 歌手名 | 出場回数 | 備考 |
|---|---|---|
| &TEAM | 初 | HYBE LABELS JAPAN初のグループ |
| ORANGE RANGE | 3 | 19年ぶりの出場 |
| King & Prince | 6 | 3年ぶり、2人体制で初 |
| 久保田利伸 | 2 | |
| 郷ひろみ | 38 | |
| サカナクション | 2 | 12年ぶりの出場 |
| 純烈 | 8 | |
| TUBE | 3 | |
| Number_i | 2 | |
| 新浜レオン | 2 | |
| BE:FIRST | 4 | |
| Vaundy | 3 | |
| 福山雅治 | 18 | |
| 布施明 | 26 | 16年ぶりの出場 |
| Mrs. GREEN APPLE | 3 | |
| 三山ひろし | 11 | |
| M!LK | 初 |
3. 最も多い初出場10組の背景と影響
今回の紅白では、紅組8組、白組2組の合わせて10組が初出場となりました。
これは近年の紅白の中でも非常に多い数字であり、音楽シーンの急速な変化を象徴しています。
初出場組は、SNSやストリーミングサービスで絶大な人気を誇るアーティストが中心です。
3.1. 紅組初出場8組の「多様性」
紅組の初出場組は、アイドルからソロアーティスト、海外グループまで非常に多様です。
FRUITS ZIPPERやCANDY TUNEは、TikTokなどのSNSでの楽曲の拡散力が高く評価されました。
幾田りらはYOASOBIとしての実績に加え、ソロでの音楽的な評価と人気が高まっています。
aespaは、韓国のメタバースとリアルの融合という革新的なコンセプトが話題を呼びました。
ハンバート ハンバートは、連続テレビ小説の主題歌を担当し、NHKへの貢献という選考基準を満たしました。
紅組初出場組の主な選考理由
- ✅ SNS、ストリーミングでの爆発的なヒット: FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE
- ✅ ソロアーティストとしての確固たる実力: アイナ・ジ・エンド、幾田りら、ちゃんみな
- ✅ 国際的な活躍と話題性: aespa
- ✅ NHKへの貢献と幅広い世代への訴求力: ハンバート ハンバート
3.2. 白組初出場2組のグローバル戦略
白組の初出場は、グローバルな展開を視野に入れたボーイズグループが選ばれました。
&TEAMは、HYBE LABELS JAPAN所属という背景を持ち、世界を見据えた活動が高く評価されました。
M!LKは、結成から時間を経て着実にファンを増やし、実力と人気を兼ね備えての初出場です。
白組は、Number_i、BE:FIRSTなど、若手実力派の層が厚くなっており、今回の初出場組がそこに加わることで、さらに活気づくと予想されます。
4. 特別企画と返り咲き組が示す「つなぐ」の意味
今年のテーマ「つなぐ、つながる」は、特別企画や久しぶりの出場組に色濃く反映されています。
彼らのステージは、紅白の歴史と未来をつなぐ重要な役割を担っています。
4.1. 放送100年を記念する特別企画
堺正章さんと氷川きよしさんの特別企画出演は、NHK放送100年という節目にふさわしいものです。
堺正章さんは、26年ぶりの紅白の舞台で、Rockon Social Clubとの世代を超えたコラボレーションを披露します。
これは、紅白の歴史を未来へ「つなぐ」というテーマを体現しています。
氷川きよしさんは、活動休止後初の紅白出演となり、ファンのみならず、全国民が注目する感動的なステージとなるでしょう。
特別企画の持つ意味
- ✅ 堺正章: 紅白の歴史を現代のロックシーンとつなぐ役割
- ✅ 氷川きよし: 多くの視聴者の「また見たい」という願いをつなぐ感動的な復帰舞台
- ✅ NHK放送100年: 紅白の伝統と未来の視聴者をつなぐ記念の企画
4.2. 久しぶりの出場組がもたらす化学反応
長年のブランクを経て紅白に戻ってきたアーティストの存在も、今年の大きな見どころです。
サカナクションは12年ぶり、ORANGE RANGEは19年ぶり、布施明さんに至っては16年ぶりの出場です。
彼らの出演は、かつてのファンを呼び戻すだけでなく、若年層のアーティストとの世代間交流を生み出す可能性があります。
特にKing & Princeは、2人体制となってから初めての紅白となり、再出発の決意を全国に伝える重要なステージとなります。
5. 紅白出場歌手の選考基準を再確認
紅白歌合戦の出場歌手は、NHKが定めた厳格な3つの基準に基づいて総合的に選考されます。
これは、単なる人気投票ではなく、公共放送としての番組作りを意識したものです。
5.1. 基準1: 今年の活躍
「今年の活躍」は、選考の最も重要な指標の一つです。
具体的には、楽曲の販売実績(CD、デジタル配信)や、ストリーミング再生回数、ミュージックビデオの視聴回数などがデータとして重視されます。
加えて、YouTubeやTikTokなどのSNSでの話題性も、現代の活躍の指標として大きく影響します。
特に若手の初出場組の多くは、このデジタル分野での圧倒的な実績が決め手となりました。
5.2. 基準2: 世論の支持
紅白歌合戦が国民的な番組である以上、幅広い層の支持は不可欠です。
NHKは、7歳以上の全国の国民を対象に、「紅白に出場してほしい歌手」に関する大規模なアンケート調査を実施しています。
この調査は、老若男女問わず、「国民が本当に見たい歌手」を測るための客観的なデータとして活用されます。
5.3. 基準3: 番組の企画・演出
最後の基準は、番組全体の総合的な価値を高めるための判断です。
今年のテーマ「つなぐ、つながる」に沿った楽曲や、特別な企画性を持つアーティストが選ばれます。
例えば、NHKの連続テレビ小説や大河ドラマなど、NHKの番組に貢献した歌手の選出もこの基準に含まれます。
また、出場歌手のジャンルや世代のバランスを取ることも、この基準で考慮されます。
【3つの選考基準の総合評価】
- ✅ データ(今年の活躍): CD、ストリーミング、SNSの客観的な人気データ
- ✅ アンケート(世論の支持): 国民の「見たい」という期待度の測定
- ✅ 演出(番組の企画・演出): テーマや特別企画との総合的な合致度
これらの基準を総合的に判断し、最終的な出場歌手が決定されます。
6. 司会陣と番組構成の注目ポイント
今年の紅白歌合戦は、司会陣にも安定感と新鮮さが求められています。
紅組司会は綾瀬はるかさん、白組司会は有吉弘行さんが務め、盤石の布陣です。
これに今田美桜さんと鈴木奈穂子アナウンサーが総合司会として加わります。
6.1. 豪華司会陣が導く大みそか
綾瀬はるかさんは、これまでの経験を活かし、紅組を温かくまとめてくれるでしょう。
有吉弘行さんの司会は、独特のユーモアと安定感で、視聴者に安心感を与えます。
今田美桜さんは、連続テレビ小説ヒロインとしての注目度が高く、番組に華を添えます。
彼らがテーマである「つなぐ」をどのように表現するのかにも注目が集まります。
6.2. 今後の発表で注目のポイント
現時点では、出場歌手の歌唱曲や曲順(タイムテーブル)、ゲスト審査員は未発表です。
例年、これらの情報は12月下旬に順次発表されます。
特に、どの歌手がどの時間帯に登場するのかは、視聴者にとって最大の関心事となります。
また、大トリを誰が務めるのか、という点も、例年通り大きな話題となるでしょう。
今後の発表スケジュール(予想)
- ✅ ゲスト審査員発表: 12月20日頃
- ✅ 歌唱曲発表: 12月25日頃
- ✅ 曲順(タイムテーブル)発表: 12月27日頃
これらの情報は大みそかの番組視聴計画を立てる上で重要です。
7. まとめ: 世代と国境をつなぐ第76回紅白
第76回NHK紅白歌合戦は、NHK放送100年という特別な年に開催されます。
出場歌手は、伝統的な演歌・歌謡曲から最新のK-POP、J-POPまで、多様なジャンルを網羅しています。
特に、初出場10組と、堺正章さん、氷川きよしさんの特別企画は、過去と未来、そして世代を強く「つなぐ」というテーマを体現しています。
大みそかの夜、日本中に感動と熱狂を届ける今年の紅白歌合戦に、ぜひご注目ください。


コメント